Author: ss-harikyu (page 7 of 36)

2019年を振り返って

2019年、私にとって4周目の亥年が間もなく終わろうとしています。

 

今年はまず、治療室の移転という大きな出来事から始まりました。

 

1年前の12月に、

「ああそうだ、引っ越そう!今しかない‼︎」

と、突如物件を探して即決断、年末年始休みにバタバタと慌ただしく引越しをして年明け、軽いギックリ腰になりながらスタートしたのでした。

 

完全予約制の隠れ家的?治療室というコンセプトがゆえ、初めての方は不安もあるかと思いますが、室内はアットホームでプライベート感があり、落ち着いて治療を受けたいという方には最適ですので、お困りのことをどうぞ気兼ねなくご相談ください。

 

 

3月には開業10周年を迎えました。

といっても、これは通過点の一つに過ぎませんね。

これからも、お一人お一人に丁寧に向き合っていくことを積み重ねたいと思います。

 

さて来年の抱負はというと、鍼灸の技術向上は言わずもがな、

「観る」「診る」「見立てる」

ということに、もっともっと磨きをかけていこうと思っています。

例えて言うなら、

「薄暗がりの中、あなたの目の前に苦痛を抱えた人がいます。でも、あなたはいま鍼ともぐさを持ち合わせていません。さてどうしますか?」

といったところでしょうか。あれ、よけいに分かりにくい?例えになっていない?

 

マインドフルネス瞑想も継続して行い、今年もとても大きな気づきがありました。

心と身体へのアプローチとして、またセルフケアの一つとして、治療の大きな柱になると実感していますが、メニューに組み込むには自分自身もう少し鍛錬が必要です。来年の今頃には、もっと具体化させておきたいですね。

 

今年も一年、たいへんお疲れさまでした。

2020年が、皆さまにとって良い年となりますよう、お祈り申し上げます。

 

湘南さがみはりきゅうマッサージ

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お知らせ

年末年始の予定をお知らせいたします。

 

12月29日(日)から1月5日(日)まで、

お休みさせていただきます。

 

 

湘南さがみはりきゅうマッサージ

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灸について

 

湘南さがみはりきゅうマッサージでは、色々な種類のお灸を使用しています。

 

いちばん多用しているのは、「おわん灸」と呼ばれるもので、陶器製のおわんの上に火をつけたもぐさを乗せて使用します。

おわんを背中やお腹に置くと、輻射熱によりホカホカ、じわーっと体が温まります。

 

次いで使用しているのが、「棒灸」です。棒状のお灸を網付きのフードに差し込み、手ぬぐい越しに体表にあてて温めます。

背中やお腹はもちろんのこと、おわんを置きにくい首肩周りや手足、顔面部や頭部にも使用します。

棒灸は、体表にあてる時間によって、熱さ加減を調節できるのが利点です。

 

このほか「台座灸」と呼ばれる、せんねん灸のようなタイプのお灸や、もぐさを米粒くらいの大きさに丸めて燃やす「透熱灸」と呼ばれるお灸も、必要に応じて使います。

台座灸は「ソフト」「マイルド」など、熱量が低めのものを使用しています。

透熱灸はいちばん刺激がシャープで、一瞬チクッとしますが、体表にシールを貼りその上から燃やしますので、やけどの可能性はとても低いです。

 

ご自宅に訪問して施術することも多いため、透熱灸以外は煙や匂いの少ない炭化もぐさを使います。

 

これらのお灸を、鍼と同様、症状や部位、感受性に応じて使い分け、全体の刺激量のバランスを考慮して施術しています。

 

「お灸は熱い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、熱ければ熱いほど効くということはなく、我慢する必要はありませんので、どうぞご安心ください。

鍼について

 

湘南さがみはりきゅうマッサージでは、すべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。

 

よく使っている鍼の太さは、直径0.12〜0.18ミリのもの。だいたい髪の毛1〜2本と同程度の太さになります。注射針とは比べものにならないほど細いものです。

 

症状や部位、体質などによって使用する鍼の太さを使い分け、全体の刺激量を考慮しながらツボにうっていきます。

鍼の感覚は、ほとんど痛みを感じず、少しチクッとする程度です。

とはいえ痛みに対する感受性は個人差がありますから、痛みの程度をこちらで決めつけるのはよくありませんね。

 

心地よく治療を受けていただけるよう、事前に説明をしたうえで、確認しながら鍼をしますので、どうぞ安心していらしてくださいね。

 

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お知らせ

12月1日より、当施術所はキャッシュレス・消費者還元事業の対象になりました。

 

来年の6月30日まで、消費者還元事業のポイント還元率5%が「PayPay」や「LINE Pay」独自の還元率に加わりますので、どうぞご活用ください。

 

 

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体は正直

11月11日付のスポーツ記事によると、さきのラグビーワールドカップで大活躍した日本代表の中村亮土選手は、大会を振り返って「楽しかった。緊張せずにやれた」と語る一方、大会期間中に円形脱毛症になり、またなかなか寝付かれず睡眠導入剤を服用していたそうで、「どこかで自分に制限をかけていた。体は正直なんだと思った」ともコメントしています。

 

「体は正直」というのは、一流のアスリートに限らず、普通の日常生活を送る私たちにも当てはまります。

 

例えば、仕事や家事、育児、人間関係など、日々の生活の中で受けるストレスが、意識的にせよ無意識的にせよ抑圧され続けた場合、その抑圧されていたストレスが、「体の症状」として姿を現すということは、臨床の場ではとてもよくみられることです。

 

体は言葉を発することができないので、「症状」を出すことでしか訴えることができません。言ってみれば、「症状」というのは体からの悲痛な叫びです。

 

ところが、理性のレベルでは「症状」は厄介なものでしかないですから、その本来の意味など考えずに一刻も早く除去しようと考えます。(程度の問題もありますから、応急的に和らげた方が良い場合ももちろんあります。)

 

しかし本能のレベルからすればこれは「訴え棄却」のようなもので、「違うんだ!もっとよく聞いて!わかってほしいんだ!」と、棄却されまいと粘るか、棄却されても繰り返し言葉にならない叫びを訴えてくるかもしれません。

 

このようなとき、中村選手のように「体は正直」と考えることができれば、体からの声に耳を傾け、症状の持つ意味を理解しようとすることで、理性のレベルよりもっと深いレベルにある「本当の気持ち」に近づくことができるでしょう。

 

そこにたどりついたとき、「症状」は、頑張って除去しようとしなくても、体の方からその訴えを取り下げてくれるかもしれません。

 

 

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システムズアプローチ ~「こころ」と「からだ」の相互作用~

湘南さがみはりきゅうマッサージでは、

「こころ」と「からだ」の関連をとても大切にしています。

 

「こころ」のありようは「からだ」に影響を及ぼし、

「からだ」のありようもまた「こころ」に影響を及ぼします。

 

このように、「こころ」と「からだ」が相互に影響し合うシステムのことを

「心身相関」と言ったりします。

 

例えば、

ストレスなどにより不安や緊張、恐怖、憂鬱、イライラなどの感情が続くと、

自律神経系やホルモン系、免疫系に影響を及ぼし、

頭痛やめまい、耳鳴り、立ちくらみ、のぼせ、動悸、胃もたれ、便秘、下痢、月経不順、手足の冷え、不眠、アレルギーなど、

身体症状を引き起こし、

これらの症状がストレスに加わり不安や緊張、恐怖、憂鬱、イライラなどの感情を強め、

自律神経系やホルモン系、免疫系に・・・・・・

といった具合に、「こころ」と「からだ」は「円環的に作用し合っているのです。

 

自律神経失調症や更年期障害などの症状は、まさにこの心身相関システムが悪循環を起こしている状態と言えます。

また、一見して「こころ」とは無関係と思われる首こり、肩こり、腰痛といった症状も、実際は心身相関システムがはたらいているケースが多いのです。

 

湘南さがみはりきゅうマッサージでは、この「こころ」と「からだ」の相互作用の「システムそのもの」に着目し、そこに様々な方法を用いて変化を促していきます。

このようなアプローチの仕方を「システムズアプローチ」と言います。

 

ではどのような方法を用いるのかというと、そこにはまた様々なシステムズアプローチが介入してきてここには書ききれないので、また改めてお話しできればと思います。

 

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お知らせ

・PayPay

・LINE  Pay

によるお支払いがご利用可能になりました。

どうぞご活用ください。

(自費施術のみの適用となります)

ウェブ・エリスカップ

 

ラグビーワールドカップの優勝国に与えられるトロフィー。

 

ウェブ・エリスとは、19世紀、イングランドの名門ラグビー校でフットボールの競技中、当時禁じられていた「ボールを持って走る」という反則行為を行ったとされる、伝説の少年の名前。

 

この少年の常識破りの行動がきっかけとなって、のちにラグビーが生まれたと言い伝えられています。

ボールを持ったエリス少年はどんな思いで走り出しちゃったんでしょうね。

 

今日でワールドカップ日本大会も終幕。

 

ウェブ・エリスカップを手に掲げるのは、

エリス伝説が生まれたラグビー発祥の国イングランドか。

白人社会の象徴だったラグビーを通して人種差別を乗り越えようとしてきた南アフリカか。

 

それぞれの歴史も背負って闘う両国の対戦が楽しみです。

お知らせ

本日は、台風のためお休みさせていただきます。

みなさま、くれぐれもお気をつけください。

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