この冬は暖冬で、例年に比べて気温の高い日が多いですが、それでも風は冷たく、お日さまの出ない日はやはり寒さを実感します。

こんな時期は、手足の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか?

 

人間は、中枢のはたらきによって、脳や内臓など身体の重要な部分の体温(深部体温)を一定に保つよう調節しています。

そのため、寒い時は手足など末端の血流を抑えることによって、熱が体外に逃げるのを防いでいるわけです。

その結果、手足が冷えるのですが、これはある意味脳や内臓を冷やさないよう守っている証拠でもあります。大げさに言うと、生命を守るためにこのような機能を備えているのですね。身体のはたらきってすごいですね。

 

とはいえ、このような状態が決して良いわけではありません。

酸素や栄養素は血液を介して運ばれますから、血流が悪いと栄養状態も悪くなりますし、コリや痛みの原因にもなります。

また、冷えた状態は免疫力の低下にもつながります。

 

血流を良くして冷えを改善するためには、運動や食生活など日々の生活習慣の見直しが大事ですが、それ以外の方法としては、鍼灸もおすすめです。

 

鍼や灸の刺激は、局所的に血管を拡張する作用があり、また中枢的にも副交感神経を優位にして血管を拡張することが分かっています。

血管を拡張することで血流が改善され、熱が末端に運ばれて冷えが改善するというわけです。

 

湘南さがみはりきゅうマッサージでも、鍼と灸、特に温灸と棒灸を使って冷えの改善に取り組んでいます。

最近仲間に加わった温灸器。

ホカホカと心地よい温かさが伝わります。持ち手がついていますし、煙の出ない炭のお灸なので、自宅で自分で使うこともできます。

 

手足の末端を直接温めるより、内臓など身体の中心部を温めるように、背中やお腹に温灸、棒灸をしていきます。

例えば首や肩周りが冷える方は第7頚椎付近を、足の冷えに悩む方は、仙骨周辺を温めます。

全身を弛緩させてただベッドに横たわっているだけで、温かい血液が身体を巡り、硬くなった筋肉や関節が「ふわっ」とほどけていきます。

 

鍼灸で温活しながら、冷えにくい身体づくりを目指していきましょう!

 

湘南さがみはりきゅうマッサージ

http://www.ss-harikyu.jp

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