もうすぐ日が暮れるという頃、富士山にかかる雲が、太陽に照らされて山を縁取っていました。
この景色を見て、宮沢賢治の詩の一節を思い出しました。
「そらの散乱反射のなかに
古ぼけて黒くえぐるもの」
(宮沢賢治『春と修羅』「岩手山」より)
自然界には「光」と「陰」が、対照的でありながら必ず同時に存在し、どちらを欠くこともできない存在であることが、この詩には表現されているように思えます。
そしてもしかすると、それは人の心の中についても言えるのかもしれません。
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